「心が叫びたがってるんだ。」

公開初日ということで、見に行きました。
早いところでは、金曜の24時からというのもありましたし。さすが話題作なだけはあります。
なお、特典として、パンフレットがもらえます。主人公たちが行うミュージカルの上映パンフレットです。
ミュージカルのストーリーと曲の歌詞がありました。

さて、原作ですが、小説版とコミック版の2つがあります。小説版は完全版で、コミック版は序盤だけの1巻が発売されてます。
1巻だけ読んだ状態です。
劇場ですが、満席というわけでもなく、所々席が空いていました。休日なのに、公開直後から爆死フラグが立っているような……

映画の前に、ギャグの前説みたいなのがありました。
あの、劇場では携帯電話を切ってくださいとか、前の座席を蹴らないでくださいというやつです。
あれの「心が叫びたがってるんだ。」バージョンです。
続いて、「アニメガタリ」の「心が叫びたがってるんだ。」バージョンがありました。
アニメガタリ」とは何なのか調べてみたら、こちらにありました。
記者会見で、「アニメガタリ」のマヤの声と、「心が叫びたがってるんだ。」の主人公役の水瀬いのりの声が同じで、そのことをネタにしたメタネタが……

そんなこともありながら、ようやく本編に。
序盤は、コミック1巻と内容がほぼ同じです。親が何気にいったセリフや妖精のセリフもほぼ同じ……
明るくておしゃべりなことで……
ある意味、「琴浦さん」の冒頭を思い出しました。
「あんたなんか生むんじゃなかった」というセリフはありませんでしたが、いきなり重い話から始まっています。

そして、ミュージカルをやるわけですけども、使用する曲は、全部実在する過去の曲のようですね。
ここから先はネタバレになるので、言いませんが、主人公のこくこくと頷く仕草に萌えました。
ミュージカルのシーンでは、涙が出てきました。泣けたのはあそこだけで、あの花以上の感動はなかったです。

帰ってから、他のレビューも読んでみましたが、感想を上げるのが早いですね。
最後の展開が急すぎるというのは同意。
あと多かったのが「この映画はヒットしない」と書いた人が多いこと多いこと。
どうやら、アニヲタ向けに作った訳ではなく、一般向けに作ったらしいです。
つまり、ジブリとか、細田監督のような感じのアニメを狙ったわけですね。
アニヲタ向けのアニメは嫌いな非ヲタでも、「あのアニメ面白いね」と言える映画のようです。
ストーリーもよく見れば、二時間ドラマでありがちな展開が多かったですし。

公開して間もないのでわかりませんが、興行収入は気になるところです。
爆死かヒットか。自分自身も爆死と見ていますが、果たして……
あと、レビューで多かったのは、エンディング曲の乃木坂47に批判が殺到していましたね。
アイドルヲタとアニメヲタは犬猿の仲というのがよくわかります。
ほとんどは、アニメのエンディング曲に「乃木坂はないだろ」というキャスティングに関する批判です。
やはり、あの花のエンディング曲みたいに、カバーでもいいから声優さんに歌って欲しかったというのはあります。