明日は丸かぶりの日

そういえば、明日は節分の日ですね。
節分は、子供の頃からやっていないので、自分とは縁のないものになりつつあります。
でも、関西には節分の日に行う変な風習があります。
恵方という縁起のいい方角に向かって、太巻きを丸かぶりするというものです。

コンビニに行けば、丸かぶり用の太巻きが売っています。
中には注文を受け付けているコンビニもあるようですが。
恵方というのは、毎年変わっているようで、誰がどういう基準で方角を決めているのかが気になるところです。

この変な風習があるのを知ったのは、コンビニでバイトを始めたときでした。
コンビニでバイトをしていると廃棄処分になったものは、無料でもらえるというおいしい特典があるのですが、
そのときに太巻きが廃棄処分になっているのに目を留めました。
賞味期限は今日までというもので、その日は節分。
その太巻きのパッケージにその風習の説明があって、そこで初めて知りました。
うちの両親は、どちらも関西出身ではないので、知らないのは当然といえば当然ですが。

ちなみに、食べているときもルールがあって、食べ切るまでしゃべったらいけないというのがあります。
そうなると、誰がこの風習を始めたのかということになりますが、
昭和40年代後半に、海苔の養殖業者が、販売量を増やしたいために、
芸者の間で昔から流行っていた、丸かぶりの風習に目をつけたのが始まりと言われています。
ネットで調べたら、こちらにありました。

よく、女子高生がリボンに好きな人のイニシャルを書いて、手首に結びつけると恋が叶うというジンクスを
昔、漫画でみたことがありますが、こういう芸者で流行っていたジンクスのようなものが起源のようです。

もうすぐあるバレンタインデーが、チョコレート業者の陰謀というのは有名ですが、
(ちなみに、ホワイトデーはキャンディー会社の陰謀です)丸かぶりも業者の陰謀だったわけですね。
こういう縁起のあるものを作り出すと、稼ぎ時ができるからでしょうが、
ホワイトデーだけはキャンディー会社の陰謀どおりになっていないような気がします。

この風習は、業者の陰謀なので、関西だけにとどめておくのではなく、売上げを伸ばすために全国に展開しているらしいです。
もしかしたら、将来的に全国で当たり前の風習になるかもしれませんね。