奏光のストレイン第10話

三週間ぶりに再開した「奏光のストレイン」ですが、今日でだいたいの理由がわかってきました。
セーラの兄、ラルフが裏切った理由、600年前との因縁、そういうのが明らかになりました。
その理由は……確かに納得のいく理由でした。

ストレインの動力源が異性人の能力で、しかもその異性人は異性人同士で意思を共有しているんですから。
エミリーもエミリー人形(中身は生きた状態の異性人の脳)も数少ない生き残りの異性人。
その人に遭遇したのが、西暦6200年。そして、今が西暦6900年だから、700年前。
理由が明らかになったことよりも、舞台になっている西暦のほうが驚きましたが。

でも、ストレインの動力源として活かすには、人体実験が必要。
意思を共有しているわけだから、人体実験の痛みもダイレクトに……
そして、おもちゃのようにストレインの武器として扱われて、殺されていくわけです。
ストレインパイロットはそんなことは知らないはずです。
ラルフは、そのことを知ってしまったわけですから、罪悪感を感じて裏切る理由もわかる気がします。

セーラは、エミリー人形を通じてそのことを知ったわけですが、果たしてそこからどうするのかが問題です。
謝罪して人権保障を約束すれば、それで済む話かもしれませんが、そうはいかないんですよね。
つまり、セーラの敵はラルフ、ラルフの敵は、異星人をおもちゃにした軍とストレインパイロット。
ラルフも人間だから、エミリーの感情を代弁しても意味がない気がします。

でも、ラルフもやることが派手です。
船内で反乱を起こして、一緒にベッドインした女性以外の乗員を全員皆殺しにしていますから。
エミリーが大切なことはわかっても、女性とベッドインしたり、エミリーから目を離したりしているから、説得力がないようなところもありますね。

だいたいの謎は解けましたが、
残った謎は、ラルフがこれから起こそうとしていることは、セーラが持っているエミリー人形を奪うことでしょうが、
異星人を助けた後はどうするんでしょうね。
ラルフと仲良く暮らしたりはしないでしょうし、どこか静かな惑星でも探すとかそんな感じでしょうか。

次回から、三度目の兄との決戦がありそうですが、次回の放送は1月31日。
三週間開いたかと思ったら、また三週間待ちしないといけないみたいです。
そのせいで、まだ10話しかやっていないのに、半年間放送しているような感覚があります。
あと三回で終わりですが、どうなるのかというのに期待したいと思います。