退陣してしまった……

帰った後で、テレビ番組が騒がしかったので見てみたら安倍総理退陣となっていました。
でも、タイミング悪すぎ!
国会はまだ途中なのに、どうしてこんなときに退陣するんでしょうか。
退陣するなら、ついでに衆議院も解散して欲しかったです。

一説によると、安倍さんはごはんものどを通らないほど、精神的にかなり参っていたみたいです。
たぶん、退陣した本当の理由は、今議論になっているテロ特措法が成立しなかったら、与党だけでなく、国際社会からも批判を浴びるわけです。
そのときに、その批判を受け入れられるだけの精神がないと判断したのだと思います。
このまま行くと朝青龍みたいに鬱病になるのではないかと思ったのかもしれません。

だから、もし、テロ特措法が成立しなかったら、その責任は次期総理に行くわけですから、自分は今の危機から抜け出せるわけですね。
野党から「逃げてるだけ」だと批判されてる理由もよくわかります。

さて、そうなってくると問題は次期総理は誰なのかということになります。
二日後に総裁の公示をして、来週に選挙をやるようなので、来週の今頃には次期総理が決まるわけです。
今のところ有力視されているのが、麻生太郎です。参議院選挙のときも有力視されていましたが。
そのせいで、こちらのネットニュースを見て笑いました。
アニメ企業の株価が上昇しているからです。
憶測だけで、そこまで影響するのがさすが麻生さんといったところです。

でも、問題はそういうことよりも今話題になっていることを処理するだけのリーダーシップがあるかどうかです。
麻生さんが総理大臣になっても支持率は60%くらいは行くと思いますが、リーダーシップがないとわかった途端に支持率が下がるどころか衆議院解散の流れになりますからね。
そういう意味で、次期総理はプレッシャーがかなりあります。
ちなみに麻生さんの不祥事は、失言発言が一回だけですから、あとは内閣の人事ぐらいですね。

昨日、厚生労働大臣の桝添さんが社会保険庁を批判していましたが、それもわずか一ヶ月で終わってしまうわけですね。
内閣の人事はそのまま引き継ぐのか、それとも別の人になってしまうのか注目すべきところです。
でも、内閣総理大臣になりたい人はいるのに、一度就任して退陣した後、再び総理大臣になりたいという政治家はあまりいないですね。
小泉さんも人気はあるけど、総理になる気はないと言っていますし、安倍さんも今の件で参っているでしょうし、それなりの才能がないと無理なのかもしれません。

衆議院は2009年9月の任期満了まで存続させるつもりなのでしょうか。参議院は最低でもあと三年は野党の天下が続くわけですが、
それまで野党の支持が続く保障はないわけですし。
民主党ネクスト総理とか言って、衆議院が解散したら政権は取れると確信しているところがあります。
果たして、民主党衆議院を解散に追い込んで政権をとることができるのか、その前にテロ特措法の成立が先ですね。
でも、成立するかどうかわからない状態です。衆議院強行採決したら解散の可能性もありますし。
しばらくは、様子を見てみたいと思います。