やっぱりガモウひろし?

今日、少年ジャンプを久しぶりに読んでみました。
いちご100%」の連載が終了してから全く読んでいなかったので、2年ぶりくらいになります。
そういえば、今年はこち亀で日暮さんが登場する年ですよね。見逃してしまった……あと、二、三週早く気づいていれば……

読もうと思ったのは、「20世紀少年」の原作を探しているときに書店の店頭ポスターで「バクマン。」が連載されるというのを見たからです。
デスノート」の大場つぐみ小畑健の新作です。
最強漫画家になるとか、前作とはジャンルがかけ離れているような気がしますが、漫画家で事件が起きたりするとかそういう感じになるのではないかと思っていました。

今週見たのは第四話の部分。ちなみに「バクマン。」を読んだのは初めてです。
最強漫画家を目指すようなものですが、「デスノート」と明らかに雰囲気が違いすぎます。
バクマン。」の「バク」って何のことだとか、なんで「モーニング娘。」みたいに最後に「バクマン。」と。がついているのか気になっていました。

でも、これといって面白い事件が起こるわけでもないし、頭脳戦を使うわけでもないし、シリアスで地味な感じがしますね。
大場つぐみ自身も「地味な作品になる」と言っていましたし。

驚いたのはこれではなく、その中に主人公のおじが書いた「超ヒーロー伝説」の中に「漢の浪マン」というキャラが出ていたことです。
これってラッキーマンの男のロ・マンと同じじゃないですか!
おじが書いていたという「超ヒーロー伝説」は平成7年から連載されていたとありますが、実際は平成5年か6年だったと思います。

早速、「バクマン。 ガモウひろし」で検索すると同じことをブログで書いている人がいました。
それによると「超ヒーロー伝説」の「漢の浪マン」の設定もラッキーマンの男のロ・マンの設定と同じだったようです。
当時読んでいたラッキーマンの男のロ・マンは、髭男爵のようなブランデーの入ったグラスを持っていて、作者の嫌がらせみたいな理由で、ベタもトーンも使われていない
ただの鉛筆書きしたキャラにされていたというのだけは覚えています。

でも、「超ヒーロー伝説」でラッキーマンとほぼ同じじゃないんですか。あれも様々なヒーローが登場していましたし。
こんなのを載せたら、ガモウひろしとばらしているようなものではないでしょうか。
それとも、わざと載せて正体をばらすつもりでいるのか、それとも読者の反応を見たいだけなのか。
個人的に考えているのは、読者の人気投票で1位になろうとしている可能性があることです。
こんなのを出しても言わなければ疑惑で終わるだけなので、もし二、三週間後くらいのジャンプでトップか二作目くらいに出ていたら、それ狙いの可能性はあります。
地味な作品だから、こういうのを出して打ち切りを免れようとしているわけですね。
確かジャンプの連載順は、読者の人気作品アンケートの多い順に掲載しているというのは有名ですし。

今回のを読んだ感想は、あまり面白くないですね。「バクマン。」は雰囲気で読むようなものなので、作者のネームバリューがなかったらたぶん打ち切りになる可能性が
ありそうです。
まだ第四話目なので何とも言えませんが、ここから面白くなっていなければ打ち切りになると思われます。
あるいは、今回のだけが面白くないからこういうサプライズを出して面白くないのを補完している可能性もあります。
頭脳戦を使っているガモウひろし?なだけに、今回の「バクマン。」もその頭脳を使って打ち切りを免れるだけの面白さにすることができるのかに期待したいです。