流行語大賞

今年の流行語大賞が発表されました。
まさか現代用語の基礎知識止まりになると思っていただけに「あなたとは違うんです」が流行語大賞のトップ10になったのは驚きました。
そして、福田さんはやっぱり辞退。
でも、個人的には「総理の発言はただの他人事にしか聞こえないのですが」と質問した新聞記者の人にあげるべきではないかと思っています。
あの人の質問があったからこそ、あの言葉が生まれたわけですから。
そうなったとしても、記者の人も辞退すると思います。
まぁ、辞退は当然だろうと思います。これで堂々と出席していたら、ただの恥さらしになりますし……

そして、大賞は「アラフォー」と「グ〜!」が選ばれました。
「アラフォー」は最初はレイザーラモンHGのギャグのことかと思っていましたが、ドラマのタイトルのようですね。
Around40」の略で、40歳前後の女性を指す言葉のようです。
そういや、前の流行語大賞でも「負け犬」という言葉があった気が……

「負け犬」は、結婚していない女性を指すネガティブな皮肉を表す言葉ですが、「アラフォー」だと40歳前後で仕事に恋に前向きに励んでいる女性を指す言葉なので、
「負け犬? だから、どうしたの?」とかなりポジティブな言葉になりますね。
「アラフォー」は「負け犬」とは正反対ですし、いったいどういう変化があったことやら。

でも、恋という言葉が「アラフォー」に似合うかどうかというと微妙な気が……
ある意味、19歳なのに少女と名乗っている「魔法少女リリカルなのは」と同じです。

もうひとつは「グ〜!」というエドはるみのネタ。
エドはるみも40歳を超えてますので、ある意味40歳女性が今年の流行語を表していたとニュースは締めくくっていました。
でも、流行語大賞を受賞すると来年には死語になるというジンクスがあるらしいです。
去年の流行語大賞は、「ハニカミ王子」と「どげんかせんといかん」ですが、「ハニカミ王子」はまだ生き残っていますが、
最近は石川遼としかニュースでは言わなくなりましたし。

過去の流行語大賞の中で、いまだに使われているのがセクハラ(1989年受賞)とJリーグ(1993年受賞)と無党派(1995年受賞)とマニフェスト(2003年受賞)ぐらいですね。
小泉劇場」とか「だっちゅーの」は既に死語になっていますし。
その一方でセクハラとか無党派ペレストロイカみたいに死語ではなく、用語として新語になったのもありますからね。
時代とともに生まれて消える流行語。
「グ〜!」が「だっちゅうーの」みたいに死語になるのは確定だと思います。