これはいい演説

「まおゆう」ですが、メイド姉が魔王の身代わりとなって異端審問で捕まるわけですが、教会のやることはひどいですね。
完全に罪人扱いですね。民衆の前で、ムチを何十発も。何というSMプレイ。
これが本当の公開処刑というやつですね、わかります。

そして、メイド姉が民衆に向かって演説をします。
自分を農奴だったという生い立ちから始まりますが、でも、これって民衆から見たら魔王が農奴出身ということになりますね。
この後、コミック版を読んだのですが、異端審問官が「農奴の分際で!」とメイド姉をムチで叩いているシーンがありましたが、アニメではカットされていました。
農奴という差別表現がまずかったのでしょうか。

その後、メイド姉に向かって石を投げろと言いますが、なぜかその石がでかいんですよね。これは石というより岩ですね。
確実に石もとい岩を投げて、本当に公開処刑する気があったんですね。
それでも、メイド姉はくじけずに、演説をします。
「自分の意思で考えずに、ただ命令しか聞けない人間は虫です。私は虫を軽蔑します。私は虫でなくて、人間だからです」
この演説いいですね。
そして、国の王が助けてくれて、協会側も魔王を聖人扱いしました。
こうして、教会と冬の国は中央教会を裏切ることになりました。
後の宗教改革である。

この後、カトリックプロテスタントに分かれた後、ユグノー戦争という宗教戦争が始まるわけですが、ここでも起きそうですね。
完全に、人間VS魔王ではなくて、人間VS人間になってますね。