懲役1000年を調べてみました。

アメリカで3人の女性を拉致・監禁したエロゲーの主人公みたいな人が、裁判で終身刑に加えて禁固1000年の判決が出ました。
まだ確定はしてませんが、終身刑だけじゃなくて禁固1000年とはどういうことでしょうか。
ある意味、カイジで地下労働1050年の刑になった一条を思い出します。

池上解説とまでには行きませんが、調べてみました。
アメリカには、懲役200年とか300年とかどう見ても、頭がおかしいとしか思えない判決が出ているのは、減刑が影響しています。
態度がいいと300年だったのが、150年、75年、37年と減刑されて、仮釈放とかもありえます。終身刑も同様にあるようですね。
戦後の極東軍事裁判で、終身刑になった人が、7年で仮釈放されて国会議員になった人とかいますからね。この裁判の場合は、減刑運動が起きていたからですが。

つまり、1000年だったら、減刑されても仮釈放までは行かないだろうということですね。
終身刑に加えて禁固1000年というのは、終身刑とどこが違うのかも疑問です。
終身刑は、死んだら刑期が終わるので、遺体は遺族に返されますが、禁固1000年の場合は、死んでも刑期はまだ続いているので、遺体は返されません。
刑務所で1000年保管されて、1000年後に返還されます。そのときは、遺族の子孫がいるのかどうかもわかりませんけど。
懲役200年、300年も同じです。
こんなシュールな判決が出るのもアメリカならではということでしょうね。